ゴルフで飛距離を伸ばすためには、ヘッドスピードを上げることが必要不可欠です。しかし、ヘッドスピードを上げようと力まかせに振っていては、スピードも飛距離も出ません。今回は、ヘッドスピードを上げるための効率的な方法をご紹介します。
ヘッドスピードを上げるには、正しいフォームや技術を身に着けることです。我流で飛距離を伸ばそうとしても、成果はなかなかついてこないものです。
確実にゴルフの技術を身につけるためには、基本を身に着けながら、効率のよい体の使い方も知ることが大切です。
ヘッドスピードを上げるために最初に確認することは、ミート率です。
ミート率とは、効率よくボールを打てたかを表す数値のことを指します。ヘッドスピードを上げて飛距離が伸ばせるのは、ボールをきちんと芯に当てながらスイングすることができる技術を持っている人です。
スコアが100を切っていない人は、まずはショートアイアンを使い、腰から腰のハーフスイングでミート率を上げる練習をするとよいでしょう。
ヘッドスピードをアップさせるためには、スイングスピードを上げることも大切です。
スイングスピードを上げるためには、筋力トレーニングやストレッチが有効。下半身や体幹を鍛えることでスイングが安定し、筋力が増加することでヘッドスピードが向上します。ただし「もっと飛ばしたい!」と意識しすぎると手元に余計な力が入ってしまい、グラブをムチのように扱えません。
テークバックでも右ワキが開き、インパクトでも左手より右手に力が入るため手打ちになり、飛距離も伸びず、コントロールも悪くなってしまいます。スイングは左手が主役だと考え、右手はサポート役に徹底することでブレーキがなくなり、飛距離が伸びるようになるでしょう。
飛距離を伸ばすためにはヘッドスピードを上げることは大切ですが、そのことばかりを意識してしまうとスイング全体のバランスを欠き、かえってフォームを崩してしまうことにもなりかねません。バランスの取れた理想的なスイング動作を身につけることで、ヘッドスピードがアップし、ボールに正しくパワーを伝えられるようになります。
ヘッドスピードを上げるための練習と筋トレを紹介します。スイングの技術を上げることで、本来の体格以上のヘッドスピードも出せるようになるため、少ない回数でもできるだけ毎日続けるとよいでしょう。
スイングにおいて重要なことは、シャフトをムチのようにしならせることです。しなったシャフトが戻ることでヘッドスピードが上がり、飛距離が伸びます。ポイントは腕を脱力させてタオルを巻きつけるように振ることです。
大きなフォロースルーはヘッドの遠心力が使えるため、飛距離が大きくアップします。ヘッドカバーを使ってフォローを大きくする練習です。
柔らかくグリップを握ることで手首の可動域が広がって勢いが増し、ヘッドスピードが上がります。ポイントは赤ちゃんの手を握るくらいの力加減でグリップを握ることです。
腹筋は体の幹となります。鍛えることで、スイングするときの姿勢がしっかりと安定していきます。そうすることで、身体が回転できるスピードが上がっていくということになります。
下半身を強化するためには、お尻と前太ももの筋肉を鍛えましょう。
身体の横ブレは、スイングが安定しづらくなります。足の内側の筋肉を鍛えることで、スイングが安定します。
股関節周りの可動域をあげることで、スイングのための体重移動や、回転スピードに繋がります。
クラブの振りやすさも、フォームに影響します。振りにくさを感じている人は、ヘッドスピードを上げるためにシャフトの軽量化に着目してみましょう。
重いクラブは安定性があって、振りやすいという人も多くいます。そんな中で、軽いクラブでヘッドスピードを上げることを目的とした場合、重いクラブを持った時の感覚を思い出して、全身を使いながらフィニッシュまで振り切るコツを覚えてください。極端に軽すぎると、体が不安定になってしまうため、適度な軽さを選ぶようにしましょう。
スピードアップするためには、筋速度を上げるためのトレーニングが必要です。パワーがあるのにヘッドスピードがでないとお悩みの場合は、前述のように負荷が少ない軽いクラブでスピードアップを図った練習を行ってみるとよいでしょう。